はるくる 2
はるまで、くるる。
ネタバレなしの感想は、前エントリで。以下、ネタバレ有りで考察というか気になった点のメモをいくつか。
春海との初体験時(春海√5日目)
安全日だと春海は発言している。0~4日目までに生理がきていた場合、そうだと把握することも可能。しかし、春海が嘘をついていた(安全日でなくともよかった)んじゃないかなあ。
春海「あっ、大丈夫、大丈夫。今日は安全日だから」
一季「あっ。そうなのか……。女の子ってみんなそういうの知ってるもんなのか?」
春海「ひえっ?」
一季「……ひえっ?」
春海「なっ、なんでもない。ただのしゃっくり。うっ、うん。みんな知ってると思うよ。あっ、だけど、みんなに聞いたらダメだよ? それこそルール違反だし」
〔……〕
春海「絶対にだよ!」
改めて見返すと、安全日の把握の仕方を知られるとマズいから誤魔化してるようにも思える。まあついうっかり安全日って言ってしまったと解釈してもいいんだけど、ひとつ碌でもない想像もできる。
もし妊娠したとしても、自らの「衝動」を発散させられる適切な対象を得られると考えた、というのはどうだろう。また、流産しても(または、させても)同じように捉えることはできる。言ってしまえば、他人よりも自分の子の方が他人に対して迷惑はかからないわけで。
ツリトプシス
- 作中でも触れられていたが、ベニクラゲの学名Turritopsisからでしょう。
カーネーション
- カーネーション(和名)。carnation(英)。
- 春に咲く花。
- ローマ神話(ギリシャ神話)で、冠作りの娘ソニクスが嫉みから殺されたことを悼み、太陽神アポロンが彼女をカーネーションにして弔った。という話があるみたい。
- 転生・輪廻・生まれ変わりなどを意味するreincarnationという英単語がある。carnationの語源がラテン語carn(肉)からきており、同じ語源に由来する単語(カーネーションの語源については諸説有る)。リンク先の解説に詳しい。→「カーネーション」 の語源。|げたにれの “日日是言語学”
他の人の考察メモ
- 仏教を通した読み。→umaibou108さんの感想
- ハーレムについての考察。→cafe_artfulさんの感想