夢惑い

やる夫は夢に惑うようです

 夢の世界に囚われてしまった、やる夫とミクとその友人たちは、力を合わせてペルソナという不思議な力で夢の世界を解決するために戦うのでした。といった、ペルソナ+メガテンあたりをアレンジしたお話。設定を借りつつオリジナルな話ということらしいけど、原作知らなくてイマイチわからなかった感。いや、ストーリーは充分にわかるから、描写の問題か。AA原作知らないのが多いのと、人間じゃなく怪物とかヒーローとかそういう系のってAAだと特に区別つきにくいし、このお話の役柄で呼ばれる分どうしても。遠坂の凛ちゃんがメインキャラ張ってて可愛かったです(それしか言う気ないのか?

 しかしまあ、奇蹟ってのは起きないから奇蹟なんだけど、それでも奇蹟が起きてしまう場合ってのは、物語の必然上、諦めない心だとか人の絆だとか想いの強さだとか、そういうのになってしまうんだろうね。それを否定するわけじゃないけど、同時に食傷に思う部分もある。読んでる気分の問題だけど、ちーっとばかし、主人公たちが眩しすぎる。物語の要請なく無関係に起きる奇跡ってのは、お話の中じゃ御都合主義って呼ばれる代物だしねえ。