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あの世裁判員

やらない夫があの世の裁判員裁判をつとめるようです

 死後、天国行きか地獄行きかを決める閻魔様の裁きにおいて、下界と同様に裁判員制度が導入され、高校生のやらない夫がその裁判員に選出されてなんやかんや。タイトルそのままな話。わりと短めで本篇完結済。

 それよりも珍しいのは、この作品の出自。元はラノベ新人賞に応募して落選した小説が原作。そのネタくれと小説作者から許可をもらいスレ作者がやる夫スレ化。原作小説の作者の方も、先日晴れて商業デビューだそうで。二次創作ということになるのだけれど、その原作自体は両作者以外は誰も知らないわけで、なんとも不思議な気分。*1

 

 そういった情報を踏まえて読むと色々面白くある。具体的に言うと、サブヒロインたる立ち位置のシュテル。これがもし、やる夫スレではなく元のラノベを読んだとしたら、素直にサブヒロインのキャラとして受け取るような気がする。が、このスレ見るとメインヒロインのような扱いなのよね。ちょっとした仕草それ自体はたいしたことがなくとも、AAとして表現されるとその魅力が倍増したり。

 あるいは、AA自体によってストーリーが引き摺られたりするなんてこともあるだろう。既に他者の手によって作成されたAAを利用してストーリーを作るわけで*2、そのAAの種類や表現できる内容によってストーリーも制約を受ける。制約。制限。ストーリーを主として見る場合、マイナスの要素になるのは事実。だからこそやる夫スレが面白いというのはあるし、この作品で言えば、シュテルがメインヒロイン化してるのもその影響が多い――言ってしまえば、シュテルのAAが可愛く魅力を大幅に引き上げてるからだと思われる。ホントかわいいもん。

 そんなやる夫スレの特徴・特異性を考えるにあたって、中々面白い題材ではないでしょーか。原作小説が読みようないのが弱くはあるが。

*1:新人賞の下読みや他に見せた友人等もいるだろうが。一般に公開されていないという点で変わりなし。

*2:AA自作される作者もいるが。

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