ミスキャ

ミストキャッスル

 「霧の街」。四方を塀に囲われ閉ざされているこの都市は、蛮族(モンスター)が支配する地である。蛮族が大手を振って生活し、一方で人族(人間やそれに類する諸種族)は、奴隷や浮民*1といった最下層の生活を強いられている。それは、家畜の放し飼いに等しい。強者の癇にさわった、たまたま目についた、たったそれだけの不運で為す術もなく殺される。

 君たちは、何の因果かこの街に囚われてしまった。あるいはこの地で産まれ、今日までどうにか生き延びてきた。さあ、君たちの目標を支援してくれる有力者を見つけ出し、街を支配する上位蛮族の打倒、そして、この街からの脱出を目指せ!

 そんな設定のSW2.0大型シナリオ集。MAPや各場所でのイベント、NPC等が設定されていて、これとルールブックさえあれば簡単にさくっと遊べますよー、といった本。地図の生成や敵との遭遇等ランダムに決まるため、ゲームブックのような感じで独りソロプレイもできる。

 というわけで、独り遊びなんぞに興じていた。

 ヤムールの奴隷→旅団→サンドリーヌのルートで脱出。PCは2人、グラップラー&ファイター。一番簡単なルートなのかな。Lv7で脱出したけど、この条件ならLv6でも余裕そう。念のためラスボス前にレベル上げたが難なく圧勝したし。

 

 独りプレイを数に入れていいのかどうかはわからんが、初めてTRPGというものを実際にしてみたわけで、無論黙々と独りでやってるだけなんだけど、それでも楽しいっすね。

 非常にPC(キャラ)に愛着が湧く。自由度がある=自分で育てる楽しさ、といったところ? 様々な選択肢から選んで成長させて、そしてダイスを振って進めるというのは、手間がかかる分没入度も上がるんでしょう。既存キャラを借用した脳内イメージは、らきすたこなた&かがみ。こなかが二人旅いいよね……。これも、二次創作に似た楽しみと言えそう。

 しかし、どうしてもランダムエンカウントとか作業ゲー状態になってしまうとつらい。最初のうちはそれでも楽しいが、目的地に急いでるときはただひたすらうざいし、楽勝に近いレベル帯だとどうしても*2GM含めて3人分ダイス振ってるってのはあるけどね。

 それと。ルールブックのどこに何書いてあるのかが、本気でわかりにくい。このルール確か××だったよな→どこに書いてあるんだよ……状態。索引=ぐーぐる。ちぃ、覚えた。

 

 以下、PCデータ等の記録的メモ。

脳内設定

 こなたは、スラム育ちの孤児。スラム生活で喧嘩と手癖の悪さを身につけたひねたガキ。一方のかがみは、代々続く下級貴族(騎士)の家柄で、お人好しで真面目な優等生タイプ。そんな二人が出逢って互いを信頼するようになり、霧の街で必死に生き延びる。もうこの妄想だけで充分っすわ。最初にグラップラー&ファイターを決めてから合うキャラを探したのだが、間違いなくやる夫スレの影響。本当はかがみんを金属鎧の正統派騎士にしたかった。きっと脱出後にそういう道を目指すんでしょう。

 

最終データ
  • こなたグラップラー:7、プリースト:5、スカウト:7、など。両手利きまりょっぷらー。
  • かがみ:ファイター:7、レンジャー:5、マギテック:6、など。かばう型ファイター。

 細かいデータはキャラシーを参照。能力値傾向と技能がかみ合ってないのは、半分フレーバーの所為。

 スカウト・レンジャーは、器用度じゃなくて知力もいるのね。脳筋コンビなおかげで、探索・危険感知と意外につらかった。かがみは知力B+1の時期も長かったし。その反面、筋力に恵まれたおかげで装備類は苦労せず。非金属鎧でもボーンベスト着れれば満足。そして、1H/2H武器は使い勝手いい。ウェポンホルダー手に入れるまでは、ここぞというときに盾を投げ捨てて両手持ちで斬りかかっていた。

 終盤になるまで、追加Dには筋力B分しか乗らないと勘違いしてた(技能Lv分の追加Dしてなかった)所為で、ほぼ魔力撃だけで削っていたというマゾゲー状態。最長で13Rもかかって、この時は流石に途中で投げ出したくなった*3。ルルブわかりにく過ぎんよ……。

f:id:cahierorange:20140403223454p:plainf:id:cahierorange:20140403223502p:plain

*1:奴隷は奴隷であるが、主人が存在するため最低限の身分は保障されている。待遇は主人次第。一方の浮民は、その身分すら持たない階層外。無意味に殺しても何らお咎めのない扱い。

*2:ちょっと運が悪いだけであっけなく死ぬ舞台設定なので、最大限安全になるように成長させてるという理由もあるが。

*3:Lv2時で、まだ魔力撃は覚えていないが。それでも1Rで8D分少ないのか(Lv2=2D×攻撃回数3+1回)。